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ベンチャーCXOの会をマーケティング視点で分析してみた

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30,000人以上CXOにリーチし、参加表明および興味ありは1,000名超え。当日は200名以上のCXOが参加。そのほとんどが初参加。セミナー登壇一切なし。120分間の名刺交換のみ。そんな2019年5月29日に開催したベンチャーCXOの会をマーケティング視点で分析してみました。ご参考までに。

 


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こちら当日のエントランスの様子。受付開始前から長蛇の列。全員役員以上のCXOがここまで集結されるとは。会場側責任者も驚くほど。急遽ビル内の通路を仕切るロープも出して対応。

 


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こちら会場内の様子。週末の営業時間は40万円以上するVIPシートも無料開放し、参加者全員で会場のSEL OCTAGONも堪能させて頂きました。反省点としては、冒頭照明を暗くし過ぎて、名刺が見えず急遽明るくしたこと。

 

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■参加者内訳

CEO 148名

執行役員 37名

COO 35名

副社長 10名

CMO 9名

CFO 5名

CTO 3名

監査役他 10名

※内上場企業9名

※内億以上資金調達済み約30名

※対象外で強制退出2名

 

この200名を超えるCXOの会。裏側もお伝えすると私含めボランティアスタッフたった5名で運営しました。内、学生2名、友人経営者2名。私は受付とタイムキーパー掛け持ち。ドリンク提供と照明空調だけは会場側スタッフにて対応。この規模をこの人数で運営できるのも下記に記載するマーケティングやCS施策の結果。

 

■今回の施策や結果

1.広告はFacebookイベントページのみ

2.イベントページは参加表明のみで申込完了

3.申込単価2000円以下

4.LPはSEO上作成するが作成後放置

5.セミナー登壇一切なし

6.VIP待遇者なし

7.フード提供なし

8.ネックストラップなし

9.1社1名基本(最大2名まで)

10.出禁リストあり

11.広告配信のエリアは都心5区のみ

12.広告配信の年齢は27-40歳

13.Facebookストーリーへ投稿

14.eightタイムラインへ投稿

15.ブログへもイベントまとめとして投稿

16.主幹事の私が自ら全てマーケティング

17.副幹事に集客無理させずノルマもなし

18.六本木ミッドタウン前の大型会場OCTAGON

19.19時から21時の120分間のみ

20.二次会なし各人の有志二次会に任せる

21.利益は次回広告費へ

22.告知は3ヶ月前から

 

■初参加率

初参加7割

過去参加者3割

 

参加者満足度を高める為に初参加者が多くなるように集客しています。まさにこのブログのように、ブログを書きFacebookで拡散させる。その為、イベントページをたまたま見つけた人が多いですね。プル型イベントとすることで無理矢理参加者がおらず、長期的に開催できるのも特徴。

 

自社イベントをプッシュ型からプル型へ切り替えると、社員が集客や運営で疲労困憊せずに済む。また、名刺交換のみに能動的に参加される方のみなので、無意味なコンテンツが不要となり、タイムスケジュール調整しなくてよく事前や当日の無駄な工数発生しない。その工数をマーケティングに割ける。マーケティングに専念でき良質な方が集まる。

 

結果、参加者満足度も高くなる。参加者の目的もシンプルに捉え、直感的にタイトルから内容まで分かりやすく一つに絞る。セミナーや登壇をしない理由はここにあります。

 

これは私自ら他の会へ5年かけて300以上参加し、主催も100以上してきて、マーケから運営まで全てこなし分かったことでもある。

 

プロダクトだけでなく、リアルイベントもシンプルにすること。セミナーの内容はインターネットで手に入る。そんな時代。

 

でも、人との出会いはリアルの場でしか生まれない。ビジネスはそれが顕著。他がしてるからと言って、参加者のUXを考え抜いてない自己満イベントにすると継続しない。そう肝に命じ毎回改善をしてきたノウハウでもある。

 

■参加者からの声


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展示会について、私がかつて法律事務所時代に、大型展示会でブースを2年連続出展したことあります。長短期で見ても採算取れず、コスパ悪いと判断し翌年は廃止したことがあります。 

 

一方で、展示会に300万円かけて出展し700名ものリード獲得ができた友人ベンチャー経営者もおります。約5000円で1リード獲得。700名の役職内訳は経営者が2割150名ほど。経営者の1リード獲得にするの約2万円。一例ですが、これが良い場合の展示会のリード獲得単価。

 

あの孫正義さんがソフトバンク設立時に資本金1000万円の内800万円を展示会へ、200万円をカタログ製作へ投下した話は有名ですね。その一回の展示会をきっかけに大手家電量販店との取引に至り、数十億円もの売上を上げた。

 

因みに、大型の展示会は出展場所がかなり重要。奥まっている場所、細い場所、ブースとブースの間は死角となり人が集まりづらい。その為、提携先複数社で入口に近い角地など目立つ大区画を借りてコスパ抑えながら好立地出展がベンチャーにはおすすめ。

 

■ベンチャーCXOの会の分析

  参加費10,000円

  参加人数257名

  名刺交換20-80枚(単価125-500円)

  アポ取得1-20名(単価500-10,000円)

  契約決定0-5名(単価2,000-10,000円)

 

上記だけでなく、事業提携や紹介ルートとなる方とも出会えるメリットあり。また、私も過去300回以上他の幹事の会へ参加して学んだことは、何度も参加して幹事と仲良くなると相性が良さそうな方などを個別に紹介してくれるようになります。

 

幹事には相談事が毎月何件も入る為、その幹事がふと思い出してくれるぐらい関係を構築していきましょう。会に参加したら、参加者だけでなく、必ず幹事とも名刺交換をすること。

 

幹事は1番忙しいポジションでその場では名刺交換だけであっさりしてますが、実は参加者からの名刺交換はとても嬉しく、終わった後の名刺整理時に名刺見て思い出すものです。

 

幹事と名刺交換したら、後ほど会いたいメッセも送っておくのも手ですね。意外とこの戦略が皆さん盲点なので覚えておくと良いですね。

 

■次回の新たな施策


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次回は10月下旬開催調整中。前代未聞の施策として、全参加者のチラシを費用無料で配布します

 

一参加者でも事前にチラシを当社まで100枚送ってもらえば、当日の参加費1万円のみで、チラシを会場で他チラシとまとめて参加者へ配布可能とします。

 

通常ならば協賛を取るのが当たり前ですが、非営利の会、更に参加者満足度を高める為に思いつきました。

 

100社以上のチラシを1つのトートバッグなどにまとめる作業が大変ですが、ボランティア幹事メンバーで1日かけて取り組む次第です。

 

次回10月下旬のベンチャーCXOの会の開催決まり次第、私のFacebookとブログにてアップします。

 

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6/6(木)19-21時 ベンチャー五反田会

※満員御礼

 

6/12(水)12-14時 起業した人と起業する人の会

※50名限定

https://www.facebook.com/events/458509954921192/?ti=icl

 

6/26(水) 19-21時 ベンチャー港区会

※30名限定

https://www.facebook.com/events/2059666731003852/?ti=icl

 

7/2(火)19-21時 ベンチャー新宿会

※30名限定

https://www.facebook.com/events/365927134049580/?ti=icl

 

7/10(水)19-21時 ベンチャー広報&CMOの会

※100名規模

https://www.facebook.com/events/319279905650860/?ti=icl

 

7/27(土)12-15時 湘南CXOの会

※30名規模

https://www.facebook.com/events/658231007954448/?ti=icl

 

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最後に、スマホやパソコンから完全無料で利用できるCXOバンクはα版にも関わらず、500名以上のCXOが利用しビジネスマッチングへと繋げています。リアルな場が苦手、または多忙でリアルな場に参加できない方はこちらもおススメです。

https://lp.cxobank.jp/