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2018年大企業のスタートアップ投資過去額最高

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私自身2018年8月にスタートアップとして起業したばかり。バイアウトモデルの逆張り起業家として戦略的に25名もの発起人を集め、1人10万円ずつの小額出資をしてもらい会社を設立。

 

その為、当社CXOバンクは大企業のスタートアップ投資先ではありませんが、当社でもスタートアップに積極的に出資をしており、最近のCVCについてブログでまとめてみました。

 

【大企業のスタートアップ投資、2018年は最高の1300億円】

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190106&ng=DGKKZO39681990V00C19A1EA2000

2019.1.6日本経済新聞より

 

  • 近年、大企業が盛んにCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を設立して、スタートアップ投資を実施しており、2018年は過去最高を更新

 

  • レコフが日本企業のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)投資額を集計したところ、18年は12月26日時点で1338億円と過去最高だった17年通年実績(700億円)よりも91%増えた

 

  • 従来の投資主体は情報通信や製造業が中心だったが、18年に入りサービスや運輸など内需系企業の投資が増えている

 

  • こうした企業は人口減少や人手不足などに直面しており、デジタル技術を使った既存事業の変革や新領域への進出を図る狙いがある

 

  • ユニコーン企業を多く輩出しているアメリカは年2兆円規模の投資額

 

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CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)とは、事業会社が自社の戦略目的のために投資を行うVC(ベンチャーキャピタル)のことです。

 

大企業が別会社として投資子会社を設立している場合が多い。

 

投資先の企業と、自社の企業で事業シナジーを積極的に生み出す「オープンイノベーション」を目的とした投資が行われています。

 

通常のVCでは、銀行や投資家などから広く資金を集めてファンドを組成し、ベンチャー投資を行っています。そのため、投資先が成長することによるキャピタルゲインを狙うことが一般的。

 

それに対してCVCは、主に自社資金を使って投資を行う他、他の出資者やファンドにも積極的に介入します。

 

投資先企業とのシナジーによって、自社事業を活性化させることで利益を生み出そうという意図がある為です。

 

CVCの数は近年急増しており、日本国内200以上にもなっており、事業シナジーを生み出せるスタートアップやベンチャー企業にとっては有力な資金調達候補でもある。

 

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尚、米国のCVC投資件数の推移を見ると、2000年、2007年、2015年をピークに3度減少トレンドが起きながら、成長してきています。

 

現在、株式市場が不安定な日本ですが、景気の波に左右されずにこのCVCを定着させる為には、それぞれのCVC活動を強化する為のコミュニティが必要とのことで、2018年12月にグローバル・ブレインが旗を振り大企業16社集めたラボ「α TRACKERS(アルファトラッカーズ)」を設立。

 

今後、更に盤石なコミュニティにする為に参画企業の追加も受け入れていくとのこと。

 

【参画企業16社】

大林組、講談社、資生堂、住友林業、ソニーフィナンシャルホールディングス、電通国際情報サービス、東日本旅客鉄道、三井住友海上火災保険、三井不動産、安川電機、ヤマトホールディングス、楽天、ANAホールディングス、JTB、KDDI、TBSテレビの16社。

 

 

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IT領域
■YJキャピタル株式会社(ヤフー)

日本国内、アメリカ、アジア地域、イスラエルの テクノロジー企業を中心に「インターネットに関係する事業に幅広く投資」「シードからレイターまで投資ステージも幅広く」「現時点でヤフーグループとのシナジーがなくても投資」「投資金額も臨機応変に対応」を方針に投資を実施する。

主な投資先:パレットクラウド株式会社、株式会社レアジョブ、株式会社Aiming

 


■グリー・ベンチャーズ株式会社

投資ステージは、シードからアーリーステージのスタートアップを主な対象とし、ビジネスの立ち上げから拡大までに必要な資金を提供。日本および成長著しいアジア、その中でも特に東南アジアやインドにおいて積極的に投資を行っている。

主な投資先:ランサーズ株式会社、ラクスル株式会社、ノイン株式会社

 


■GMO VenturePartners 株式会社

国内外の上場、未上場の IT 系ベンチャー企業への投資、事業拡大支援、企業価値向上支援を行う。総資本1億ドル(2017年4月)、ターゲット地域をアジアとアメリカとし、ターゲットステージをシリーズAとする。

主な投資先:ChatWork株式会社、株式会社ベクトル、株式会社メルカリ

 


■KLab Venture Partners株式会社

シード、アーリーステージのインターネット企業を対象とし、ハンズオン支援で成長段階に合わせた支援を提供。創業初期から業務拡大、株式上場まで経験豊富なアドバイザーがアシストする。

主な投資先:株式会社助太刀、DVERSE Inc.、ネクストイノベーション株式会社

 


■伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社

IT及びハイテク分野のベンチャー企業に対する営業支援、経営支援を中心としたハンズオン型ベンチャーキャピタル。対象ステージはアーリーを中心に、ミドル、レイターも含める。

主な投資先:カブドットコム証券株式会社、株式会社イード、株式会社アドウェイズ

 


■株式会社アドウェイズ・ベンチャーズ

ターゲットにしている主な領域は、アドテク、コンテンツ、B2B、EC、データマイニング、動画、IoT、Fintech、VRで、投資先企業のステージは定めていない。

主な投資先:株式会社ゲーム攻略完全図鑑、株式会社Amazia、株式会社ココペリ

 


■株式会社コロプラネクスト

1億米ドル規模の世界屈指のVR/AR特化型ファンドを運用。海外投資先比率が50%超。新たな価値を世の中へ生み出す次世代起業家へ投資を行っていくと共に、コロプラグループ各社とのシナジーを活かした育成支援を目指す。

主な投資先:株式会社ヒュープロ、ラクサス・テクノロジーズ株式会社、株式会社JapanWork

 


■NHN CAPITAL 株式会社

『オープンイノベーションによる新たな価値の創造』をキーワードに、IT関連で事業シナジーが見込める企業に対し投資を行う。投資先ベンチャー企業のステージは特に限定せず、全てのエリアをターゲットとしている。

主な投資先:株式会社Secual、MyDearest株式会社、株式会社Queue

 


■楽天ベンチャーズ

アーリーステージからグロースステージで競争の激しいデジタル時代をリードできるようなITスタートアップへ投資を行う。シンガポールと東京に拠点を置く専属チームが、楽天ならではのグローバルネットワークへのアクセスも提供しながら、投資先企業が時代を先取りして進化・成長できるように支援する。

主な投資先:株式会社フロムスクラッチ、CODA PAYMENTS、GO-JEK

 


■ソネット・メディア・ベンチャーズ株式会社

「『人』への投資が、未来を創る。」を方針とし、投資を通じて、スタートアップとの協業を推進。デジタルマーケティング領域を中心に、困難な課題に、勇敢に取り組み、社会にインパクトをもたらす起業家を支援する。

主な投資先:SaaS領域で投資活動を行うベンチャーキャピタル「REALITY ACCELERATOR」のファンドへの出資

 


■株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ

成長産業でポテンシャルの高いインターネットビジネスに特化。起業家、ベンチャー企業にとっての“共創パートナー”をテーマに掲げ、事業/サービスが軌道に乗り始めたアーリーステージのベンチャー企業だけではなく、事業立ち上げフェーズであるシードステージのベンチャー企業への出資も積極的に行っている。

主な投資先:Retty株式会社、株式会社ピースオブケイク、マッチアラーム株式会社、株式会社ペイミー

 


■株式会社DG インキュベーション

デジタルガレージグループが持つ国内外の圧倒的なネットワークを生かし、投資および成長支援を行っているDGインキュベーション。アメリカ・日本・アジアを中心とした世界中の有望なスタートアップに対し、シードステージからレイターステージまで幅広く投資。過去の蓄積されたノウハウを生かして、海外企業の日本展開や日本企業の海外展開の実行も支援している。

主な投資先:弁護士ドットコム株式会社、株式会社クラウドワークス、株式会社PR Table

 


マスコミ領域
■ABCドリームベンチャーズ株式会社(朝日放送)

投資ステージをアーリーステージからレイターステージとし、動画配信、動画広告、VR、AR、近未来エンターテインメントなど、将来のメディアについて大きな可能性を秘めたサービス・最新技術に投資を行う。

主な投資先:Retty株式会社、オーマイグラス株式会社、株式会社坂ノ途中

 


■株式会社フジ・スタートアップ・ベンチャーズ

インターネット・モバイル分野ビジネスに特化、国内外のスタートアップ企業に積極的に投資する。メディア・コンテンツ産業のリーディングカンパニーとしてこれまで培ってきた知見やノウハウ、またフジテレビジョンとグループ各社が有するメディア・コンテンツパワーを活用することで、投資先の成長を実現し、共にメディア・コンテンツ産業における新しい価値創造を推進する。

主な投資先:株式会社JX通信社、株式会社スマートエデュケーション、株式会社カブク

 


■TBSイノベーション・パートナーズ合同会社

放送関連領域に限らず、広い視野で事業開発を目指す。デジタルメディア、コミュニケーション・プラットフォーム、動画制作・流通、Eコマース、エンターテイメント等の領域で、新しいテクノロジーとアイディアを吹き込む事業創造を試みる。

主な投資先:株式会社BitStar、ブルーイノベーション株式会社、株式会社オープンエイト

 


■電通ベンチャーズ1号グローバルファンド

シード、アーリーステージを中心に、ミッド、レイターステージも含む幅広いバランス投資を実施。領域は「広義のマーケティング/コミュニケーションビジネスを変革しうる領域」と「その他イノベーティブでポテンシャルの高い新領域」。

主な投資先:Two Bit Circus, Inc、株式会社FOLIO、Twist Bioscience Corporation

 


通信・インフラ領域
■KDDI Open Innovation Fund

Game、O2O、Payment、Media、Education、Photo / Movie、EC、Tool領域の国内外の有望なベンチャー企業に投資を行う。投資先企業の「パートナー」として投資先企業の成長を強力にサポートする。

主な投資先:株式会社TOLOT、3rdkind株式会社、株式会社Origami

 


■株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ

ICT技術、IoT分野、プラットフォーム、アプリケーション、サービス、コンテンツなど情報通信関連分野全般の主にアーリー~ミドル期のベンチャー企業を投資対象とする。ICTにより付加価値をつけられる、医療、教育、農業、環境などの分野は特に注目し、国を問わず、お互いの事業シナジーに要点をおいた支援をする。

主な投資先:株式会社アララ、GENGO, INC.、株式会社エルテス

 


■株式会社JR西日本イノベーションズ

「高齢化社会をみすえたヘルスケア分野」「農業等一次産業を生かした分野」「地域の活性化やそれに資するEC等のITテクノロジー分野」「地域に深く入り込んでいく『地域ビジネス』分野」の事業創造を目指し、シード~レイターまでの全てのステージを投資対象とする。

主な投資先:株式会社 ipoca、株式会社NOTE、株式会社ユニフィニティー

 


金融・不動産領域
■マネックスベンチャーズ株式会社

インターネットを活用した、先進的、革新的なサービスに対して、「起業家のポテンシャル」「事業の成長性」を重視して投資する。方針は「人々の生活をより良いものへと変革する、インターネットを活用したサービスが対象」「シナジーを前提とせず、幅広い分野を対象」「事業化されていない、アイデアに対しても、ポテンシャルを見る」。

主な投資先:ライフネット生命保険株式会社、株式会社マネーフォワード、株式会社Orb

 


■31VENTURES Global Innovation Fund (三井不動産)

単なる投資にとどまらないハンズオン支援でベンチャー企業を中長期的視点でサポートし、よりスピーディな事業拡大を目指す。バイオおよび創薬以外のセクター、アーリー期を中心としたシード期からミドル期のステージを対象とする。

主な投資先:コグニティ株式会社、株式会社Popshoot、株式会社ナノエッグ

 


■ニッセイ・キャピタル株式会社

「投資先企業と共に挑戦し続ける」ことを基本方針とし、幅広い業種・ステージの未上場企業に対して投資を実施。IT、製造業、医療・バイオ及び流通・小売をはじめ、大学発ベンチャー企業なども対象とする。

主な投資先:株式会社gumi、株式会社sMedio、株式会社リアルワールド

 


■株式会社セゾン・ベンチャーズ

創業間もないシード・アーリーステージのベンチャー企業との取り組み強化を目的とし、「『金融×IT(Fintech)』の分野で次世代の金融・決済ソリューションの創造に挑戦する意欲的なベンチャー企業」「カード会員資産や永久不滅ポイント等、当社固有の経営資源を活用し、日常の生活や消費シーンを大きく変える可能性を秘めたインターネット・モバイル関連のベンチャー企業」を投資対象とする。

主な投資先:Beatrobo株式会社、クラウドキャスト株式会社、株式会社Liquid

 


■いよぎんキャピタル株式会社

大学や地方自治体、公的支援機関など、ベンチャー企業に関わる主要機関と積極的にリレーションを構築し、各所とのパートナーシップを生かし、知財の産業化、新規事業モデルの産業化を応援。愛媛を中心に中四国・瀬戸内圏にある地方企業の潜在的な可能性を実現すべく、幅広い業種に対して投資先企業の成長ステージに応じた支援を実施する。

主な投資先:BoCo株式会社、株式会社ユニバーサルビュー、株式会社レグイミューン

 


サービス領域

■株式会社オプトベンチャーズ

シェアリングエコノミー、ダイレクトマーケティング、ディスラプティブテクノロジーを主な投資領域とする。投資テーマは「成長に挑戦する企業と人を応援し、世代を切り拓くイノベーションを生み出し、未来の世界への繁栄エンジンとなる。」

主な投資先:株式会社MFS、シタテル株式会社、WAmazing株式会社

 


■株式会社グロービスキャピタルパートナーズ

創業段階および成長段階の起業家・ベンチャー企業に、事業資金の提供のみならず、企業成長のために必要となる「ヒト(人材)」「カネ(資金)」「チエ(経営ノウハウ)」 を総合的に支援する。日本最大級の独立系、ハンズオン型ベンチャーキャピタル。

主な投資先:リノベる株式会社、株式会社すららネット、ピクスタ株式会社

 


■合同会社RGIP(リクルート)

投資先を海外企業に限定。国内で培ってきた経営ノウハウを提供していくことで、投資先企業の更なる成長を実現し、ひいては世界におけるマッチングビジネスの発展への寄与を目指す。

主な投資先:Tripping社

 


■PERSOL INNOVATION FUND合同会社

国内外のHR Techサービスや、高度な技術を有するスタートアップ企業への投資を積極的に推進。人材サービス業界ならではの人事サポートや組織マネジメント支援を通じて、人と組織の成長を支援する。

主な投資先:VISITS Technologies株式会社、株式会社VAZ、株式会社READY TO FASHION

 

 

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私自身スタートアップ経営者でもあり、新たな起業家仲間と日々会うことが多いのですが、起業家と会っていて感じているのは、IPOではなく、バイアウトを意識した若手起業家も増えているということ。

 

そして、水面下ではCVCだけでなく、エンジェル投資家も増えていると感じております。

 

中には物言わぬエンジェル投資家も増えてきており、起業家にとって様々な調達選択肢があるこの時代。

 

自身で調達も良いが時間を要することが多い為、起業する際は先ずはいつでも出資者を紹介してもらえる仲間を集めておくと良いでしょう。